獣医に習う猫の爪切り!血が出てしまった時の止血法も併せて学ぼう!

獣医に習う猫の爪切り!血が出てしまった時の止血法も併せて学ぼう!

「家具や柱で爪とぎをされボロボロになってしまった。」
「服にひっかかったり、何かの拍子にひっかかれて血が出た。」

このような経験はありませんか?
また、爪を引っかけてしまいネコちゃんの爪から血が出てしまったということもあるかもしれません。
できれば自分で切りたいけど、どのように切ったらいいかわからないというお悩みを持っている飼い主さまも多くいらっしゃいます。
今回は、爪切りの必要性や爪の切り方・ポイントについて解説します。

猫の爪きりの重要度

爪が長いままで放置するとケガの原因になります。
具体的に例をあげて解説したいと思います。

「爪が根元から曲がる」「爪が折れる」「爪が抜けてしまう」等のトラブルを防止する

ネコちゃんの爪が曲がったり、折れることは私たちヒトにとっては「爪がめくれる」ことと同じです。
血が大量に出るだけでなく、かなりの痛みを伴います。
ネコちゃんの爪はもともと何かを引っかけるために、先端が内側に向かって曲がっています。
長くなりすぎるとひっかかり思わぬケガをしてしまいます。

爪が肉球に刺さることを予防する

年をとった猫ちゃんに多いのですが、爪が長くなり、内側に巻いてしまい肉球に刺さってしまうことがあります。
このような状態になると切るときにかなりの痛みを伴いますし、爪が刺さってしまった場所から細菌感染が起こることもあります。
高齢の猫ちゃんにこのようなトラブルが多いので、特に注意して爪のお手入れをする必要があります。

引っかきによる皮膚炎を予防する

皮膚や耳が痒くて搔くことはよくありますが、爪が長い状態で勢いよく搔くと爪が皮膚に当たり傷がたくさんできることがあります。
このような傷を「搔き壊し」とも言いますが、ジクジクして治りにくい皮膚炎です。
爪を切っておくことで傷もそれほど入りません。

猫の爪切りハサミの使い方

猫の爪切りには、「ハサミ」のような形のものと、「ニッパー」のような形のものがあります。
どちらを選ぶかは好みになりますが、切れ味の点ではニッパータイプの方が優れています。
それぞれの使い方を紹介します。

ハサミタイプ

紙を切るハサミと同じ形状ですので、持ち手の2つの穴に指を通すように持って切っていきます。
猫は何をされるかわかりませんので、怖がりますのでいきなり爪を切るのは危険です。
急に手を突き出してくると予定よりも深く切ってしまい、血が出ることがあります。
必ずハサミで爪を軽く挟み、固定してから爪を切ってください。

ニッパータイプ

ニッパータイプの爪切りは猫用ではなく犬用ですので、大きいです。
使い方は先に紹介したハサミタイプと同じですが切れ味がよいので、深爪しないように気をつけてください。

いざ実践!猫の爪切り

それでは、実際にどのように切っていくのか、どのように猫ちゃんを抱っこすればよいのかを紹介します。

抱っこの仕方

  • 膝の上にふせの体勢で抱っこし、肢を1本ずつ出してもらう
  • 尻もちをつくような体勢で抱っこする

このどちらかが爪切りしやすい体勢です。
初めて爪を切るときには何をされるのかわからないので、慣れるまではびくびくしたり少し暴れるかもしれません。
大切なのは焦らないことです。1日に肢1本でもよいですので、お互いに慣れるまではゆっくり切っていきましょう。
嫌がっているのに続けると足を触られることを極端に嫌がったり、爪切りを見ただけで逃げてしまいます。
嫌がったらたとえ途中でもやめて、日を改めましょう。

どうしても暴れるときにはどうすればよいか?

ネコちゃんは体が柔らかいので、くねくねしたり、飛んでしまったりして爪切りができないことがあります。
そのようなときはバスタオルで体をまいたり、洗濯ネットや座布団カバーに入ってもらい、肢を1本ずつ出して爪を切ることもできます。
何かにくるまれているだけで安心して切らせてくれるネコちゃんもいます。

爪を切ってみましょう

爪を上手に切ることは、どこを切るのかをしっかり把握することです。
「どの部分を切るのか?」「やってはいけないこと」について徹底解説します。

  1. まず楽な姿勢で抱っこしてください。緊張しすぎるとネコちゃんに緊張感が伝わり怖がります。
  2. 肢を1本出してもらい爪の根元を軽く押さえます。
  3. 押さえると爪が出ますので、しっかり爪を観察してください。
  4. 爪の先端にある半透明の部分を切れば、血も出ず痛がることもありません。先端のとがった場所を爪に対して平行に切ります。
  5. 爪切りで切りたい部分をいったん挟んで固定してから切ってください。
  6. 血が出なかったら爪切り成功です。
  7. うまくできても、できなくても、しっかりネコちゃんを褒めてあげてください。

≪やってはいけないこと≫

  • 手を引っ張りすぎる
  • おこる
  • 爪を出すために強く握りすぎる
  • 嫌がるのに爪切りを続ける
  • ピンク色の部分を切ってしまう(神経と血管が切れますので痛いです。ネコちゃんのトラウマになります)

爪切りで血が!止血方法を知りたい

そんなつもりではなかったのに、血が出てしまうことがあります。
血が出た時の対処法を紹介します。

クイックストップ

爪から出血したときにはクイックストップがあれば安心です。
これは、爪専用の止血剤で黄色の粉末です。
切れて血が出ている部分をティッシュペーパーで軽く押さえ、切れた断面に少しつけます。
クイックストップを綿棒でとってつけてもよいですし、直接指でつまんで塗り付けてもよいです。

つまんだ場合は指先が少しカサカサしたり、黒っぽい黄色に染まることもありますので手袋着用のほうがよいかもしれません。
使用後は良く手を洗ってください。
クイックストップは爪専用ですので他の止血には使用できません。

小麦粉

クイックストップのような爪専用止血剤がない場合は小麦粉が代用できます。
ティッシュぺーパーでしっかり押さえた後に切れている断面に押し付けるように粉状態のままつけてください。
ティッシュペーパーでしっかり押さえてから使ったほうが早く止まります。

血が止まらない時には

どうしても止まらない場合にはティッシュペーパーでしっかり押さえて動物病院に行ってください。
火のついたお線香などで焼くという方法も紹介されていますが、神経が通っている部分が切れていますので焼くと痛いです。
また、爪の組織自体がダメになってしまい爪が伸びなくなったり、爪が異常を起こしますので絶対にやらないでください。

どうしても爪切りが苦手な人は動物病院で教わろう

爪を切りたいけどうまくいかない。
どのように切ればいいのかわからなくて怖い。

このような声をよく聞きます。
ほとんどの動物病院で爪切りを行いますので「切り方を教えてください」と声をかけてください。
実践しながらコツをお伝え出来ますし、実際に切っていただいてアドバイスすることもできます。
コツをつかんで爪切りにチャレンジしてくださいね。

 
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ABOUTこの記事をかいた人
東山かおる

愛犬・愛猫の健康と長生きのためにできることをブログにしています。
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