ドッグフードで安楽死?!衝撃の混入事件とは

いぬアイコンこの記事はわんちゃん用の記事です

2017年の1月2日に悲しい混入事件が発生したことを知っていますか?
動物の安楽死に使われている薬品がドッグフードに混入してしまい
5匹が影響を受けそのうち1匹の犬が死亡してしまったという悲しい事件です。

今回はその事件が起こってしまった経緯、安楽死薬の詳細
犬にどのような影響が出てしまったのか、事件に関する知識,考察を
徹底的に紹介したいと思います。

安楽死薬がドッグフードに混入する事件

動物の安楽死に使用されている薬品がドッグフードに混入してしまうという
前代未聞の事件が発生しました。

今年の1月に発生した事件ですが、アメリカで発生した事件なので
日本ではあまり知られていない混入事件になります。

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事件の詳細

アメリカの大手ペットフード会社である「エヴァンジャーズ」。
エヴァンジャーズの看板商品である「Hunk of Beef」は
年間100万缶を売り上げていている人気商品だったのですが、
動物の安楽死に有効とされている「ペントバルビタール」が混入してしまいました。

ペントバルビタールの影響を受け、報告されているのは1世帯のみですが
原因に気づかずに影響を受けた世帯はもっと多いと予想されます。

影響が出た犬は5匹。
そのうちの一匹が死亡
しています。

本来、獣医によって厳重に管理されているはずの安楽死薬剤ペントバルビタールが
なぜドッグフードの製造ラインに混入してしまったのか。
謎は深まるばかりですが、1つの命が失われてしまった事実だけが残りました。

もちろん、混入の発覚後にはエヴァンジャーズが自主回収を行っています。

ペントバルビタールとは

今回ドッグフードの中に混入してしまったペントバルビタールとは
どんな薬剤でそのような用途に使われているのでしょうか。

ペントバルビタールは麻酔薬として使用されていた薬剤です。
睡眠効果が強力で、心臓血管系及び呼吸器系の活動を抑制する作用が強く
使用後には呼吸停止状態に近い症状が現れます。

現在、動物実験専門委員会では麻酔薬としての使用が認められていません。
認められていない理由としては、麻酔として使用した時に
鎮痛作用や筋弛緩作用が見られないからです。

ペントバルビタールを全身麻酔薬として使用することは、
よほど特別な理由がない限り認められていません。

安楽死薬としてのペントバルビタールと

麻酔薬としての使用が一切認められていないペントバルビタールですが
動物の安楽死には非常に効果があります。
(過剰摂取時に最も致死性の高い薬品です)

上記に記述した通り、ペントバルビタールの作用には
呼吸器活動の抑制作用があります。

そのため、動物の安楽死にはペントバルビタールNa(が使用されており
ペントバルビタールNaの使用後、30分前後で対象の動物は死亡します。
ペントバルビタールNaの投薬後には苦痛を味わうことなく、徐々に意識が遠のいていきます
(脳に酸素が行き渡らなくなるため)

ペントバルビタール混入の背景

動物の安楽死薬として使用されているペントバルビタールNaですが
実はこの薬剤は動物の使用歴を届け出るように定めた法律がありません。

つまり、ペントバルビタールを与えられ死亡した動物
ドッグフードの材料として使用されてしまい原料に混ざりこんだ可能性が高いです。

ペントバルビタールによって安楽死された動物を原材料に使用して
ドッグフードを製造したロット担当業者との契約は勿論解除されています。

今回の安楽死薬の混入事件が起こった背景は
ペントバルビタールの使用例の届け出を不要としている法律が原因となり発生したと言えます。

そもそも安楽死の動物を材料に使うってどうなの

安楽死させた動物をドッグフードの材料に使うってどうなの?

ドッグフードに使われているお肉の材料に疑問を抱いてしまいますが
実はペットフード業界では動物の死骸を使った製造なんて
今日も当たり前のように行われています。

4Dと呼ばれる質の悪いお肉。

DEAD・・・死亡した動物の肉
DISEASED・・・病気だった動物の肉
DYING・・・死にかけだった動物の肉
DISABLED・・・障害のあった動物の肉

これらを4Dと呼びます。

もちろん、これらの質の悪いお肉は人間の口に入ることはありませんが
ドッグフードは食品として製造されていない為、こういった質の悪い原材料も
仕様が認められているのが現状なのです。

4Dと呼ばれる質の悪いお肉だけでなく
動物の爪、軟骨、蹄などの人間では食べられないような部位も
「肉副産物」という表記をすることで材料をして使用することが出来ます。

本来ならば処分されるはずのこれらの材料を使うことで
ドッグフードの原価を下げることが出来て業者の利益が上がるのです。

今回の安楽死薬の混入事件もペットにとって大変危険なものでしたが
普段何気なく与えているドッグフードにも、薬以外の
危険で質の悪い物質が沢山入っている可能性があるのです。

ペットフードの表記に気を付けて!

今、犬や猫に与えているペットフードの原材料表記を見てみましょう。
「肉副産物」「〇〇ミール」「肉類」などの曖昧な表記があった場合には
あなたのペットに与えているペットフードの質が悪い可能性が非常に高いです。

しっかりと安全なお肉を使用している場合には
鴨肉や鶏肉などしっかりと原材料表記に記載されています。
製造の材料に自信をもって公に発言できないような材料を使っている場合には
原材料表記に曖昧な単語が混じっているメーカーが多いので
あまり市販のペットフードを信頼しないようにしましょう。

以前にも大規模死亡事故があった

今回の事件では安楽死の薬剤が材料に混入してしまい
犬が死んでしまうという結果に繋がってしまいました。

しかし、ペットフード業界では前にも混入事件がありました。
危険な薬物である「メラミン」が混入した事件です。
今回の事件は被害がまだ少なく済んだ方ですが
前回の大規模リコール事件では中国の製造工場でメラミンが混入したことにより
犬と猫、およそ4万匹が死亡したと言われています。

詳しくはこちらの記事を参考して見てください。

世界最悪のペットフード事故!4万匹が死亡した事件の実態とは?

2017.04.14

こんな事件が何回も発生していると知ったら
市販品のドッグフードなんて信頼できませんよね。
ペットの健康の為にもしっかりとしたドッグフードを選びたい。

でも、どうやって選べばいいのかわからない。
そんな人たちに向けて、当サイトで紹介している
安全で美味しいドッグフードを紹介したいと思います。

犬康食・ワン プレミアム

犬康食・ワン プレミアムは犬の健康を維持し
食いつきを回復させるために味にもこだわっているドッグフードです。

評判も良く、厳選された食材をふんだんに使っている
原材料に対する不安を感じる必要はありません!

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カナガンドッグフード

ドッグフード業界の中でも有名な「カナガンドッグフード」。

味は勿論、栄養価も高く味も非常に良いので
リピートをする人が非常に多いです。

安全な材料にこだわりながらも美味しいドッグフードを与えたい。
そういったペットオーナーさんの希望に応えることが出来るドッグフードです。

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まとめ

今回は安楽死薬がドッグフードに混入してしまうという事件について
徹底的に紹介させて頂きました。

1匹の命を失ってしまいましたが、今回の事件以外にも
ドッグフード業界に原材料を始めとする信頼できないものが沢山あります。

正しいドッグフード選びをして
愛犬を健康に過ごせるようにサポートしてあげましょう。

 
ABOUTこの記事をかいた人

愛犬・愛猫の健康と長生きのためにできることをブログにしています。
犬や猫の健康維持には、ドッグフード・キャットフードの見直しや、効果的なペットサプリを活用することが大切!
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犬と猫、そして飼い主さんの楽しいペットライフのために、これからも皆さんのお役に立てる記事を書いていきたいと思います。